和裁士の仕事は、お客様から直接見えない部分が多く、
着物に詳しい方でなければ分からない部分も多いです。
しかし、決して手間をおしんではいけないと思っています。
速くてキレイに仕立てて当たり前…と教わってきました。
その教えは、決して手間をはぶくことではなく、無駄をはぶくことでした。
仕立てあがった着物を前に、絶対に感動していただきたいと思っています。
■お袖
袖口のふきです。
ふきが口下からぐっとでていること、巾が均一であること、内側にビリつきがないことに注意しています。
袖の丸みです。
きれいな丸をめざします。
■裾
褄型です。
カーブが流れないよう、また左右対称であるように仕上げます。
ふきです。
つむぎは細目、振袖や留袖はふっくらと少し太めにしています。